「 著名人 」一覧

素敵な恋のエピソード

大学一年の秋。初めてのバイト。
駅前にあるファストフード店は僕に新しい世界をくれた。

 
色んな人が来る。
老若男女、一人でもカップルでもグループでも。
学生、サラリーマンにOL、キャバ嬢まで。
色んな人が来るけれど、スマイルを注文するのは決まって学生だった。

続きを読む



叶わぬ願い

こんなことを言うと怒られるかもしれないけど、どうして君が僕と一緒になったのか今でもわからない。
僕は決して良い夫ではなかったし、本当に君が幸せだったのか自信だってもてないようなやつだよ。
うだつも風采も上がらない僕のどこが良かったの?

僕はいつも冗談ばかり言うダメなやつで、反対に君はしっかり者で、周囲にもそれをからかわれたね。
それに僕には持病があったし、君はいつだって健康だった。
だからね、先に逝くのは絶対に僕の方だって思っていたんだけどな。

りんごの皮を剥く君に「手先が器用だね」って褒めたら、「あなたのせいよ」って。
あの皮肉も、もう聞けないと思うと、もっと色々褒めておけば良かったなって思うよ。

君は死んでしまってからも僕を驚かせるね。
どうやって僕にバレずにこんなに貯めこんだの?
生きていたら、君はやっぱり皮肉で返したかな。
稼ぎが少ない中で、君がこれほどやりくりしていたなんて、死んでしまった後になってようやく気付く。
本当に僕はダメなやつだね。

ダメな僕が持っていると使ってしまうから、君はこっそり貯めていてくれたんだね。
君か僕……どちらかが一人になったとき、大丈夫なようにって。
もう決して叶うことはないけれど……僕は願ってしまうよ。

一度でいいから見てみたい。女房がヘソクリ隠すとこ。歌丸です。


結成秘話

甘いマスクの男

一人の眉目秀麗な青年がいました。
女性は誰でも彼に好意をよせるだろうと思わせる端正な目鼻立ちでありましたが
誰も彼を相手にしようとはしませんでした。
彼は常に仮面をつけていたからです。

ある時、彼は仮面を外して街を歩いてみました。
仮面を外しても、いつもと同じように誰も彼を相手にしようとはしません。
それが彼の素顔だと誰も思わなかったからです。
彼はその反応をみて小躍りしました。

それから彼が仮面をつけることはありませんでした。
自分と同じ顔の仮面は今でも部屋の隅に飾っています。

続きを読む


私の頭の中のポジティブ

ピピピピッ ピピピピッ

う~ん……あと5分……
(大丈夫! 起きれる! 君なら起きれる! 自分を信じろ!)
わかったって……ふぁ~あ。

目覚めは最悪。身体が重い。
顔を洗う。ひどい顔。肌荒れ目のくま冴えない表情。
生きてるのかなこれ? ハハッ笑えない。

朝のお通じ。こちらも最悪。出が悪い。
(大丈夫! 出せる! 君なら出せる!)
応援されたって便秘は治んないってーの。
(さぁ出る! 出る! 出るぞ! 出る!)
出ない出ない。
(出る! 出る! 出る! 出る!)
うるさい。出ない。出ない出ない出ない。
(出る! 出る! そろそろ! 出る時間!)
出ない出ない……ってキャー! もう出なきゃー! 遅刻ー!

仕事も最悪。何もうまくいかない。
(諦めんな! 諦めんなよお前! もう少し頑張ってみろよ!)
わかってるようるさいな!
(焦らなくていい! 焦らなくていいんだ! 一つずつ一つずつ!)
うるさいって!
(思うようにいかないこともある! でもそこで頑張れば絶対必ずチャンスが来る!)
「工藤君、この書類だが」
「うるさーーーーーい!!!」
「コホンッ、うるさい? それは私のことかな?」
「あ、いえ」

こってり絞られた。
全部修造のせいだ。

 
 
私の頭の中には松岡修造が住んでいる。

続きを読む


スポンサーリンク
マニッキ広告
マニッキ広告